28 September, 2011

Facebookにおけるファンについて気を留めておくべき10のこと





先日のMashable!にFacebookでファンとなってくれているようなユーザーの行動に関する調査が載っていました。
調査実施は今年の1月で、アメリカが調査対象なので必ずしも日本についても当てはまるとは限りませんが、比較・参照の対象として、また調査結果自体も非常に面白かったので共有したいと思います。


1. 18歳以上のユーザーの52%が少なくとも週1時間以上Facebookで過ごしている



さらに、50代未満のユーザーの10%以上が週に10時間以上利用している、というのは凄まじいですね。


2. Facebookはユーザーがブランドと接点を持つ最も大きなソーシャルメディアとなっている



これは、Twitterのプレゼンスが低いアメリカだからこそですが、Facebookの方が抵抗が薄いというのはあるのかもしれません。
また、”35歳以下のユーザーの56%にとってFacebookは彼らの好きなブランドとの接点となっている。”というのも興味深いですね。


3. エンゲージメントはリアルなもの



78%のユーザーは、Facebook上でファンになっているブランドは10以下。
Facebookを通じて初めてファンになるというのはなかなか無いケースということが示唆されている気が。


4. 58%のユーザーにとって、そのブランドのファンになる理由は、そのブランドの顧客であるから



それ以外の回答を見ても、やはり好きなブランド、得をしたいブランドがあってそれに関わるためにファンになっていることがわかります。


5. ほとんどのファンにとって、Facebookにおけるブランドとの接触は投稿とニュースフィードによるものである



読む、からそれ以上の行動へのハードルはかなり高い模様。


6. 76%は一度もファンをやめたことがない



これはかなり示唆に富むデータ。一度ファンになってもらうことができれば、そこから離れることはあまりないんですねー。


7. 56%のファンは、ファンになった後周りにそのブランドを勧める意向を持っている



エンゲージメントが高まる可能性が示唆されていますねー。これを定量化することができればいいのだけども。


8. 51%のファンは、ファンになったからこそそのブランドの商品を買う意向であると回答



こちらも数値が欲しいデータ。


9. 45%のユーザーは、ニュースフィードを見ている



トップは、自分のウォールへの投稿。ファンページを訪問すると回答したのはわずか14%。


10. 69%のユーザーは、ファンとなっているブランドについて関心の差がある



これはまぁ当たり前な気もしますが。どのようにしてその序列ができるのか、が気になるところ。



---

総じて、Facebookのファンになっているのは既存のブランド顧客であり、決して新規ではないことがわかります。
やはり、Facebookは彼らとの関係性を深化させることはできても、新たな顧客の直接的な取り込みには向かないメディアであり、Facebookをブランドなどが確立されていない時点で開設してもなかなか盛り上げるのが難しい、というのを再確認した次第。

どのように顧客というのはできるのか、というのが最近ずっと考えているテーマだったりします。


【参考】
How Consumers Interact With Brands on Facebook [STUDY]



※こちらの記事はTMHブログポータル(http://www.tribalmedia.co.jp/blog/)の方にも転載いただいております!
\