01 June, 2011

Instagramを抜き、写真共有サービスのトップにたった『Camera360』が示唆すること





Camera360』というアプリをご存知でしょうか。
Instagramと同じように写真にフィルターをかけ、簡単に共有できるAndroidアプリです。

この『Camera360』、最近600万人のユーザー獲得を達成したらしく、この分野の代表的サービス、Instagramはようやく450万人を超えたところなので、そういう点ではPicPlzなどの競合も含めたフィルタリング機能つき写真共有サービスという分野ではトップに立ったことになります。

そんなCamera360の強みは写真加工機能。30の異なるフィルタとエフェクトモード、風景モードなど6つの撮影モードを備えています。ファウンダーである、Xu Hao氏がそのような写真加工の分野に10年間いたというところが強く影響しているようです。





氏いわく、「共有するということは確かにトレンドだが、そのためには十分なユーザーベースと共有したいと思わせるコンテンツがあることが何より重要だ。」とのこと。

最近はいかにつぶやくまでのハードルを下げるか、とかいかにTwitterなどに流してもらうか、といったことに目がいきがちなだけに、個人的には「まさしく!」といった感じでした。


さて、Instagramを抜くほどのサービスがなぜ日本ではマイナーなのかという理由の一つにこのサービスが中国発だからという点があります。(実はユーザーの半分が中国のユーザー)

思うに、インターネットがアメリカや日本ほど一般化していない中国だからこそ、それらの国のサービスが見落としがちな点に気が付きやすく、さらにベースとなるユーザー数も中華圏だけで十分すぎるほどの大きさがあるので、アメリカが発見したアイデアの種をより早く世界でスケールさせていくのは中国なのかもしれません。(同じ文脈で以前取り上げられたSina Weiboも考えられます。→『中国版Twitter『Sina Weibo』が『Twitter』を超える日』)

ちなみにもうすぐiPhoneアプリもリリースされるそうでかつ今後は共有機能も強化していくそうなので、いよいよinstagramとの直接対決も間近。アメリカか中国か、非常に楽しみですね。

苦しい日本、、、なんとか頑張って欲しい!

【参考】
Chinese photo-sharing app for Android surpasses Instagram - TNW Asia
Camera360, Could be Much Better Than Instagram | TechNode | TechNode




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