02 April, 2011

大学と企業はもっとお互いに距離を縮めるべき

昨日(4/1)付けで株式会社トライバルメディアハウス勤務となりました!
記念すべき社会人1日目に感じたことをメモ。

トライバルメディアハウスはスタンフォードでMBAを取得、「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2009」リーダー部門 第1位に輝いた石黒不二代さん率いるネットイヤーグループ株式会社のグループ会社なのですが、4月1日付けで入社した方々のうち新卒なのは僕だけで、当然ながら入社式などでありがたいお言葉(笑)をいただくこともありませんでした。
幸いもともとインターンとして働いていたので、社会人になったからといって特段緊張するということはなかったのですが、やはり普通の新社会人とは違うところに来てしまったのだなと再確認するとともに、入社式やそれに続く新人研修のあり方についてふと考えました。

そもそも日本には、大学生と社会人との間に大きな隔たりがあり、ビジネスマナーの習得や社会人としての責任感を身につけることが新社会人の最初の課題となりますが、後者はともかく前者は大学がやっておくべき役割なのではないかと疑問に思いました。

文化的な程度の差こそあれ海外においてもそのような教育は行われており、スタンフォードの学生もキャリア系の授業の中でそのようなビジネスマナーについて学んだといっていましたし、都市部の貧困層支援を目的として高卒者に無料での教育、就業機会の提供を行うアメリカのNPO「Year Up」は5ヶ月のカリキュラムの中で、ITスキルの他、プレゼンやマナーなど社会で使うスキルを教え、その後の企業での6ヶ月のインターンへとつなげています。

おそらくビジネスマナーというものはSooner is betterであり、それを早期に身につけ、社会と積極的に関わることになれば、後者の社会に対する責任(=社会人としての責任)も身につけることができ、より早く社会に対して価値を提供できる人材になれるのではないでしょうか。

大学は学問の発展に寄与する人材を育成する場という意見もありますが、教授になるうえでももっておくべきスキルである以上、学部レベルでやっておいてもらいたいところ。
せっかく就職活動を在学中に行い、大学としてもフォローをしているのだから企業紹介や面接の仕方などだけでなく、その後に生きるスキルを身につけないともったいない。

残念ながら大学で学ぶことができなかった僕はTMHでの研修と日常での見よう見まねから日本で生きるうえでの社会人として基礎を身につけるようにしたいと思います。
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