26 March, 2010

学び合う。

昨日、mixi経由で見つけたニュース、「日本政府が韓国に学ぶ「韓国室」を設置、韓国は「警戒怠らない」」。

mixiの「このニュースに関する日記」を覗いてみたところ、(案の定)あまりに嫌韓的な文章ばかりでうんざりだったのですが、日本は「まねび」は得意な国なので、ベンチマークできる国が見つかったのはラッキーなことなんじゃないかと思います。

「脱亜入欧」的な価値観をいつまでも引きずるのではなく、「学べるところは貪欲に学ぶ」のがいいんではないでしょうか。

「韓国から学ぶことなどない。」という意見がかなりあったので、前にも書いたことあるのですが、最近また発見した韓国の例から学べることを2つほど挙げてみたいと思います。

1.文化輸出の方法

韓流ブームが日本に来てから、はや数年経っていますが、東南アジアでもかなりの影響力を発揮しています。

何度か書いている通り、僕は今学期、「日韓政治比較」の授業を取っているのですが、最初の自己紹介で感じたのは韓国について興味を持ったのは、ドラマや音楽から。という自己紹介が多かったことでした。(そして、残念だったのは日本よりも韓国に興味がある学生の方が多かったこと。)

コンテンツ産業の不振が最近よく書かれていますが、国内がだめなら国外にも目を向けてもらいたいところ。「韓流」にあるような著作権や語学の問題など、見習うところは見習って是非、改善していってほしいですね。

「モーニング娘。」とか日本でOGと共演するんではなく、折角中国人のメンバーが入ったのだから、センターに持ってきてもっと、中華圏へ出ればいいのにと思ったり。

J-POPや日本のドラマも「クールジャパン」を引っ張る重要なコンテンツの一つなので是非、頑張っていただきたいところ。

2.政府を信用しない自立した態度

前にコチラで書いた通り、韓国の市民は歴史的経緯からかなりconfrontational(対立を辞さない)姿勢があるそう。

変化が激しい時代になるからこそ、日本も何時までもお上任せのトップダウン式ではなく、市民からの発信で柔軟に対応していくボトムアップ式にしていかなければいけないと思います。

そのためには、稚拙な意見だろうが、どんどん発言するのが重要なんだと思います。(ネットというのは、時間・距離の制約なくインタラクティブに議論ができるので、きちんと使えばいずれその方向に動いていくと思いますが。)

何にせよ、どんな国でも学べるところはあるので、謙虚な態度で学習していきたいところ。

【関連】

韓国から僕らが見習うべき3つのこと

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