26 February, 2010

F1にみる世界のパワーシフト

僕は実家が自動車関係(広島なのでMa○da)だったので、小さい頃から車が好きでした。

中学生から"Best Car"とか読んでました。(チューニングとか改造は今のところピンと来ないんですが。。)

その流れでF1も結構好きなんですが、あまりマニアなことはわからない一方で、オリンピック、サッカーのワールドカップと並び「世界3大スポーツイベント」と称される巨大イベントであり、その開催地の移り変わりは、世界がどう変わっているのか露骨に示す絶好の素材だと思うのでそれについて書いてみます。

ということで、今回は1990年、2000年、2010年という3つのサンプルから比較します。

まず、1990年は開催順に、

1.アメリカ

2.ブラジル 

3.イタリア(サンマリノ)

4.モナコ

5.カナダ

6.メキシコ

7.フランス

8.イギリス

9.ドイツ

10.ハンガリー

11.ベルギー

12.イタリア

13.ポルトガル

14.スペイン

15.日本

16.オーストラリア


続いて、2000年。

1.オーストラリア

2.ブラジル

3.イタリア(サンマリノ)

4.イギリス

5.スペイン

6.ドイツ(ヨーロッパ)

7.モナコ

8.カナダ

9.フランス

10.オーストリア

11.ドイツ

12.ハンガリー

13.ベルギー

14.イタリア

15.アメリカ

16.日本

17.マレーシア


思ったより長い。。最後に2010年。

1.バーレーン

2.オーストラリア

3.マレーシア

4.中国

5.スペイン

6.モナコ

7.トルコ

8.カナダ

9.スペイン(ヨーロッパ)

10.イギリス

11.ドイツ

12.ハンガリー

13.ベルギー

14.イタリア

15.シンガポール

16.日本

17.韓国

18.ブラジル

19.アブダビ


ということで開催地の内訳をまとめると、
(オーストラリアはアジアでカウントしてます。)
1990年(全16回):
欧州(10)、北米(3)、南米(1)、アジア(2)

2000年(全17回):
欧州(11)、北米(2)、南米(1)、アジア(3)

2010年(全19回):
欧州(9)、北米(1)、南米(1)、アジア(6)、中東(2)

ということで、いかにアジアがF1を開催できるだけの経済力をつけてきたかということが如実に表す結果。
(2011年にはインドでの新規開催も決定済み。また、中東も広義では西アジアとも解釈可能。)

アジアの成長と言われても、数字ではなかなかピンと来ないものですが、アジアへのパワーシフトはこうやって、現実問題といして起きているんですよね。

近い将来、中国は1国2開催をすることになるかと思いますし、さらにインドネシア、ベトナム、タイなどの東南アジアが入ってきてヨーロッパよりアジアの方が開催が多いなんてことになりそう。

一方で、ヨーロッパが本家の威信をかけていかにそれを阻止していくのかという政治ドラマもありそう。(開催国はCO2排出が~な国限定とかw)

【おまけ】
夜中に思わず叫んでしまったスーパーアグリ・佐藤琢磨が前年度王者アロンソをオーバーラップする瞬間!



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